社会でキーパーソンになるには?伝える技術も学んだ第5回ビジネス研修

こんにちは!
株式会社三松インターンシップ生の水川咲希です。
6ヶ月にわたる長期インターンシップもいよいよ佳境を迎え、なんだかソワソワしている今日この頃です!

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縁の下の力持ち!ものづくりを支える三松

2017.01.30

 

本記事では、2/16に開催された第5回ビジネス研修の様子について報告いたします。今回の研修の講師は毎度おなじみ、アドバイザーの池田治彦さんです。

今回の研修では、社会で働くうえで大切なことと、相手に適切に伝えるということについてお話していただきました。講義編と実践編の2本立てでお送りします~!

 

▼目次

講義編~社会の現実・腕を磨くために大事なこと~

実践編~人に伝える・人を見極める~

 

講義編 ~社会の現実・腕を磨くために大事なこと~

時代は変化し続けています。変化に対応できない会社は生き残れず、たとえ今、優良企業とされている会社も10年後にはどうなるか分かりません。
会社に依存せず、何が起きても自分の力で生きていけるように常に自分のスキル・考え方・心構えを磨くことが重要です。

そしてどんな企業に就職しても社内外から注目されるキーパーソンを目指すことが大切だと池田さんは言います。
では、実際に働くうえで、それらをどのように磨いていけばよいのでしょうか。

1.問題意識をもって仕事に臨む

企業や顧客の課題は何か、常に問題意識をもって臨む姿勢が重要です。そして問題提起ができるように、情報や仕組み、問題点やルールを理解して整理しておく。どうすれば解決できるのか考えて「目線は常に上に、手足は地道に動かして具体的な行動に移せるように」と、池田さんは言います。

セミナーや企業の説明会に参加するとき、質問をしようとする姿勢で臨むのとそうでないのとはインプットの質が変わると思います。社会に出てからもそれに通じることが言えて、常に問題意識をもって仕事に取り組むことで物事の本質的な理解をすることができます。そしてそれを行動に移すための準備が重要だということですね。

2.まずは会社の標準をこなし、習得したらノウハウを開示する

まずは会社から与えられる仕事の範囲内で勉強し、知識とスキルを身につける。そしてできるようになった仕事は「知識ゼロの他人がその仕事をする」と想定して資料を残し、見える化することが大切です。
絶対に囲い込みはせず、情報やノウハウをオープンにして周りが仕事をできるようにすることが、周りから抜きんでるコツだそうです。

腕を磨き、成長するためには次のステップ、できないことに挑戦する姿勢が重要ですよね。次の段階に進むために、できることには固執せずどんどん手放してしまいましょう。ノウハウを残すことで他人の仕事の効率もあげることができます。

3.社外での活動

会社の中での勉強はもちろんですが、社外での活動も大切です。雑誌や読書など、社外で得る知識を仕事に落とし込むことは周りと差のつくポイントになります。
また、有料セミナーなど社外のコミュニティに積極的に参加することでつくられる人的ネットワークは、刺激をもらえるのと同時に、将来仕事をするうえで役に立つことがあるかもしれません。

社会に出て最初に出会う人で自分の成長やキャリアが左右される可能性もあるので、たくさんの人に出会っておくことはとても重要なことだと言えます。

4.学生目線だと分からない会社の現実

会社で起きる現実として、就活をテーマに取り上げ、人事の現実について教えて下さいました。池田さんご自身の人事の経験を踏まえたお話はすごくリアルでした。

たとえば人事の立場。
人事は採用計画をもとに新しく一緒に働く人を探しますが、上の意向と現場の社員の意向が食い違って板挟みになる場合もあります。また、何千~何万人の応募学生とどうコミュニケーションをとればよいのか、など難しい現実があるようです。

 

実践編 ~人に伝える・人を見極める~

テクノロジーがどれだけ進んでも最終的に判断するのは「人」です。最後は「人対人」の場面が重要になるので、相手に自分の思いや考えを適切に伝える方法を身につけなければなりません。

逆に、その人が本当に有用かどうか、一緒に何かをやっていけそうかどうかを見極められることも大切です。経験することが一番手っ取り早い!ということで、ここでは大学生でもわかりやすいように、就活における面接を想定して実践しました。

 

①実施方法

写真のように、伝える側(面接における学生)と伝えられる側(面接官)を体験します。伝えられる側は、伝える側の評価をしてフィードバックを行います。

 

②適切に伝えるために気をつける4つのこと

面接官役から受けたフィードバックの中で、頻繁に出たキーワードを解説します。

態度
・目線は相手のあご/のどより上を見ることを意識し、考えるときも目線を下げない。
・声は大きくはっきりと。笑顔で表情豊かに話す。

緊張すると上手くできないかもしれませんが、ここは人とコミュニケーションをとるうえでの大前提です。中身がどれだけよくても伝わりづらくなってしまいます。意識して訓練することで改善可能なのでまずは基本をかためましょう。

話し方
・ぼやけた話をするのではなく、抽象から具体へのブレイクダウン。
・論理構成など順番を意識して相手にわかりやすいように話す。

話す前に一度整理して、何も知らない相手の立場に立って話をすることが大切です。また、意外と気付かないのが話の長さです。夢中で話している本人は気づいていないけれど、一方的に話しすぎていることがあります。
会話はキャッチボールだということを意識し、自分の伝えたいことを一気に話すのではなくて相手の反応を見て調節することが大切です。

自分中心で
・周りの人と協力して行ったことも大事ですが、そのチームの中で自分が何をしたのか、「私」を主語にして話す。

自分の役割や自分が意識していたこと、その結果チームの変化や成果にどうつながったのか、自分主体で話すことを心がけましょう。

時事ネタをおさえる
・忙しいときはその日の朝のニュースだけでも良いのでチェックしておく。

相手が興味を持ちそうな内容を必ず頭に入れておくと話題作りにもなります。また、面接ではその企業や業界に関連するニュースを取り上げれば志望動機をプラスで伝えるチャンスにもなります。

最後に

常に問題意識をもつことや積極的に人的ネットワークを構築することなど、社会に出て腕を磨くために大切なことの中には学生のうちから実践できることもあると思います。
また、実践編の伝える、見極める経験を通して感じたのは相手の立場で考えること、相手の発言の背景など心情を考える大切さです。

これらのことを今のうちから意識して未来のキーパーソンを目指したいですね!今回の研修も学びの多いものとなりました。講師の池田さん、ありがとうございました。


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