明日から上手くなるプレゼン講座!! 第2回ビジネス研修【後編!!】

どーも。ビジップ株式会社営業部の有薗です。

前回の記事では、” 第2回ビジネス研修【前編!!】”をお送りしましたが、今回はその後編。明日から使えるプレゼン講座について!!

 

「プレゼンみんながうますぎて辛くなる」
「センスのあるスライドを作りたい」
「ロジカルなプレゼンってどうやって作るの?」
「初めてプレゼン資料とか作るんですけど…」

そんな方は是非ご一読を!!

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目次

1. 明日から使えるプレゼン講座
1-1. まずは前提の共有から
1-2. 視覚化(スライド作り)のコツ
1-3. 練習あるのみ!!
2.最後に

 

1.明日から使えるプレゼン講座

 

「想いを!!! 伝えたいんだ!!! 聞いてくれ!!!」
ノリと勢いでプレゼンを何とかしようと思っているパッション系のあなた。

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・・・

 

実に甘い!!!甘すぎる!!!

 

 

「私はデザインのセンスあるからさ。プレゼンはスライド作りが全てよ。」
プレゼンのうまさ=スライドの美しさ」だと思っているそこのあなた。

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・・・

 

実に甘い!!!甘すぎる!!!

 

ノリ” も ”スライドのデザイン” も、どちらも大事な要素の一つですが、それだけではいけません。

 

今回の記事では、講師の池田さんがお話された「プレゼンの極意」について、筆者であるビジップ・有薗の意見も踏まえながらお伝えいたします。

今回の研修は、あくまでプレゼン経験の少ない学生のための基礎的なもの。
しかし、これさえ押さえておけば誰でも

論理的で見た目も美しいプレゼン

をすることができるようになります。

 

池田さんが示すプレゼンの極意の要素は大きく3つ。それは

①前提の共有
②視覚化
③練習

では早速その中身について見ていきましょう!!

 

 

1-1. まずは前提の共有から

 

「今度プレゼンあるな〜。おし、パワーポイント開こ〜。そしてテーマを選ん…」

はい、ストップ。とりあえずストップ。

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スライドを作るときにいきなりパワーポイントを開いて、何となくスライドを作り始めてしまうのが初心者あるある。ですが一回立ち止まりましょう。

 

「まずすべきは”前提の共有”」

 

そう池田さんは述べています。

そこで、以下に書かれている順番でまず「準備」をしてから、プレゼンを作成してください!!

スライド作りの前のこの準備が実はかなり重要です!!

※本記事はプレゼンを行う予定がある学生向けに書いています。プレゼンの予定がない方が読んでもあまり浸透しないので、プレゼンする予定ができた時に再読することをオススメします!!

 

 

「前提の共有」と言うと難しそうな雰囲気が溢れていますが、簡素化すると4つの要素しかありません。それは、

①誰に ②なぜ ③何を ④与えられた時間で

の4点です。この4点をスライド作成の前に抑えるだけで、プレゼンの論理性・説得力が大きく変わると池田さんは仰っています。(※これらを頭の中だけでなく、必ず紙などに書いて言語化・視覚化してください。)

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①誰に

 

ここで考えるのは

■会場の人数
■立場(自分と会場に来ている人の立場)
■相手の興味

の3点です。

自分が伝えたいことを話すだけがプレゼンではなく、相手がこのプレゼンを聞いて納得・感動して何かアクションを起こしてもらうことがプレゼンの真の目的です。この3点を押さえて正しく把握できれば、聞きたくなるプレゼンへの第一歩を踏めたと言えます。

 

②なぜ

 

これは、自分がプレゼンをする「目的」と、このプレゼンが相手に与える「価値」を考えると言うことです。難しく考えずにざっくりでもこれを決めているかどうかがプレゼンの「説得力」に大きく関わってきます。

 

③何を

 

ここでようやくプレゼンの内容を考えることになります。

何を、つまり「伝えたいこと」と「目標(ゴール)」を考えましょう。目標とは、例えば「自分たちの団体のことを知ってもらう」だったり、「ビジネスプランコンテストで優勝する」であったり様々ですが、「その目標のための伝えたいことである」と意識することで、軸がずれないプレゼンを作ることができます。

 

④与えられた時間で

 

意外に忘れがちな、最初から時間を考えるということ。

どんなに論理的なプレゼンでも時間を過ぎたり、短過ぎたら意味をなしません。話題ごとにどのくらいの時間がかかるのか、かけたいのかをこの段階で決めておきましょう(とは言いつつも、初めてプレゼンする場合はどの程度時間がかかるかわからないので、飛ばしても構いません。)

 

1-2. 視覚化(スライド作り)のコツ

ここからセミナーの際に使われた実際のスライド画像を用いて、簡単に、”視覚的”にご説明します。

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1スライド1メッセージで過度な装飾をしないこと。これだけで全く何も考えずにスライドを作っている人と、伝え方を考えている人の差が生まれます。

 


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見出しや強調を画像と一緒に行いたいときに最も簡単に使える技術は、この「透明性」です。筆者もこのテクニックはよく使います。インパクトを残したいときに使えるテクニックです。

 

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意外に「フォント」を気にしていない方が多いですが、フォントを変えるだけで聴衆に伝わる印象が大きく変わります。学会発表のような硬い場なのか、アイデアソンのようなインパクト重視の場なのか、「場」に適切なフォントを使いましょう!!

 

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最後にレイアウトに関して。人の目線はZ型で動くと言われています。「このスライドどこ見たらいいの?」という経験は皆さんもあるのでは?上記の位置に配置するだけで、聴衆がストレスなく見ることができます。

 

 

以上、視覚化に関しては以下4点だけを意識してください。

シンプル イズ ベスト!!(1スライド1メッセージ、過度なプレゼンテーションは不要)

強調するときは「透明性」

フォントを場によって変えよう!!

レイアウトはZの流れで!!

どれも非常にシンプルで簡単なテクニックですが、この4点だけを守れば素人からは脱却できます。この4点を使いこなせるようになったのちに、より高度なテクニックの習得に移りましょう。

 

1-3. 練習あるのみ!!

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「前提の共有」で論理性や説得力をつけ、「視覚化のコツ」を学んだで見やすく・伝わりやすくなったあなたのプレゼン資料。

最後に大事なこと、それは

 

練習をすることです。

 

シンプルすぎて「当たり前」のように思えますが、学生やプレゼンに慣れていない人ほど「練習をしない」というのが実際のところです。

伝説とも言われるiPhone発表時のプレゼンの際、スティーブ・ジョブズは5分間のプレゼンのために数百時間を費やしたとも言われています。目安としては通しで5回を最低基準、10回を標準とするといいでしょう。

練習をすることで、自分の言葉として話していることが聴衆にも伝わり、また強い自信を持ってプレゼンに挑むことができます!!

2.最後に

 

今回の研修では、池田さんから指導していただいた内容を元に、インターン生はその場で即席プレゼン発表を行いました。スライドのレベル、内容ではかなりチーム差があり、賞賛を受けたチームもあれば、焦りに震えたチーム、「次頑張ろう!!」と開き直ったチームなど様々でした。

 

次回記事は、この3ヶ月の成果をプレゼン形式で発表する中間報告会について!!

インターン生はこの3ヶ月で何を学び、何を実行し、何を得たのか。その軌跡をお楽しみに!!


●長期インターンシップのビジネス研修レポートはこちらをチェック!

 

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