こんにちは。COOの平野です。
秋に入り、だんだんと寒くなってきましたね。そんな中、私は福岡県からビューンと北海道は札幌まで飛び、ドローンのプログミラング講座を開催してきました!!(ドローンイベントは、今年に入って通算10回目!)
(福岡-札幌間は約2000km…!!)
事前申し込みの時点で30名を超えており、札幌の盛り上がりを感じた1日でした。
なぜ札幌で開催したのか
今年に入って、九州ドローン推進協会さん、NPO法人学生ネットワークWANさんなどと連携して、九州各地でドローンイベントを開催してきました。
福岡県糸島市、福岡市(2回)、北九州市、佐賀県伊万里市(2回)、佐賀市、唐津市、大分県中津市、鹿児島県指宿市、沖縄県沖縄市(琉球大学)
九州・沖縄ではかなりの回数を重ねてきましたが、活動の幅を全国に広めるべく、今回は北の大地「北海道」で開催。九州ドローン推進協会さんと協力し、全国にドローンの魅力をどんどん広めて行きたいのです!
札幌はご家族での参加が多数!
家族とのお時間を大切にされている方が多いと感じました。会場にベビーカーがあるのは初めてでしたが、非常に楽しんでいただけたかと思います!
今回は、お子さんが多めでヒジョーに盛り上がりました(笑)
ドローンのテストフライト時には、テンションマックス。人気企画のお菓子釣りが始まると、我先にとコントローラーを手に取る光景が印象的でした。
人気企画『お菓子釣り』
お菓子釣りは、室内でも飛ばせるフランス製のトイドローン「MAMBO(仏 Parrot社 15000円程度)」から磁石を吊り下げ、クリップがついたお菓子を釣り上げるというもの。
空中で静止(ホバリング)するMAMBOであっても、意外と難しいのがこの企画の良い点。
機体が非常に軽いので、机から跳ね返ってくる自身の風を受けてバランスを崩すこともしばしば。また、急にドローンを動かすと磁石が大きく揺れるので、ドローンの操作も難しくなります。
繊細なコントロールが求められるので、大きなドローンを飛ばす前の良い訓練にもなります。
頭を使ってゴールを目指す「ドローンプログラミング」
(先日開催した伊万里市「PORTO3316」での写真。「Tynker」の画面)
お菓子釣り後は、ドローンレースでプログラミングを学ぶワーク。実は我々がイベントで使用している、室内でも安全に飛ばせるドローン「MAMBO」は、iPadなどのタブレット専用のアプリ「Tynker」を使うと、自動運転で飛ばすことができるんです。
参考:子どもたちにプログラミングを教えるTynkerが、これからはロボットやドローンなどのデバイスも教材に(TechCrunchより)
30名近くの参加者を7チームほどに分け、プログラミングで制御したドローンでゴールを目指します。
スタートからゴールまでの道のりにはフラフープなどの障害物があり、これをくぐるとタイムから◯秒引かれる仕組みです。
(参考図)
プログラミングを学ぶワークでは、チームメンバー全員で、まずはどういうコースでゴールを目指すかというところから始めます。
チームごとの進め方の違いが特徴的で、1人がリーダーシップをとってプログラムを組むチームもあれば、なかなか意見がまとまらずに、うまくプログラミングできないチームも出てきます。
ご家族で構成されたチームは連帯感も強く、お父さんやお母さんの適切なアドバイスも光ります。真剣な眼差しの子供を見守る親御さんの姿を見ると、幸せそうだなぁと心から感じます…
このワークの良いところは3つ。
- チームで何かを成し遂げる経験ができる
- 勝負(タイムアタック)にこだわる経験ができる
- プログラミングの基礎を学べる
その中でも、2020年から小学校でも必修になる、プログラミングの基礎が学べる点は非常に魅力的です。
文科省の資料では「プログラミング的思考」について、こう記されています。
自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力
ドローンを使ったプログラミングは、まさにこれを経験することができます。
自分が意図する一連の活動(どの動きでどう進むか)を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか(どのブロックを使えばいいか)、記号の組み合わせをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか(テストフライトの後に、どのブロックをどう変えれば、自分の考えている動きをするのか)、といったことを論理的に考えていく(どのブロックで何秒進むのかなど)力を養える。
ドローンプログラミングは、プログラミング的思考を学ぶにはもってこいというわけです。
また、レース本番でゴールまでたどり着けなかったチームが、イベント終了後にリベンジしている姿も見られました。悔しい!という経験を元に成功するまでチャレンジを繰り返す姿勢は、われわれ大学生も見習わなければいけません。
最後に
イベント終了後には、子供たちから「ありがとうございました!」「バイバーイ!」「楽しかった!」といった声をかけてもらえます。イベントを開催してよかったなと心から思える瞬間です。
特に札幌のイベントでは、終了後に親御さんから感謝のメールを頂いたりと、本当にやってよかったなと思えました。
沖縄から北海道まで、お呼びがかかればいつでも参上できる準備を整えています。「同じようなイベントを開催してほしい!」という方は、個人、企業に関わらず、どしどしお問い合わせください!