ビジップの有薗です!今回は、先日佐賀市で開催したドローンイベントについてのレポートをお届けします!
ビジップが関わったドローンイベントも今回で8回目。ドローン市場の裾野を広げる活動では、ビジップは九州トップレベルに到達しつつあるという自負があります。
今回は、九州ドローン推進協会さん主催のもと、株式会社skyerさん、NPO法人学生ネットワークWANさん、そしてビジップ株式会社の共催で開催にいたりました。
普段からドローンの操作体験イベントなどを開催している株式会社skyerさんに講師をご担当いただき、『ドローンレースを通して学ぶプログラミング講座』を実施!!
プログラミングの重要性が話題になって久しいですが、それをドローンと掛け合わせて学ぼうというイベントです。
場所は佐賀市のマイクロソフトイノベーションセンター佐賀(MIC)。
「イノベーション」という言葉が付いていて、まさにドローンにうってつけの会場でした。子供から大人まで参加していただいた本イベント。早速当日の様子を見ていきたいと思います!
【目次】1.ドローンってなに?ドローンは何に使われてるの? |
1.ドローンってなに?ドローンは何に使われてるの?
株式会社skyerの宇佐美孝太さんが講師を務めた第1部では、「そもそもドローンとは何ぞや」という話について。参加者の多くがドローン初体験の中で、ドローンがどんなことに使われているのかについてご説明いただきました。
「ドローンの正式名称は小型無人航空機」
「ハチのブーンという羽音がドローンという名前の由来」
意外に知らないドローンの基礎知識。
ただ、「ドローンで出来ることって何がある?」という質問に、小学校低学年の男の子が「人がいけない所、危ない所の写真が撮れる」と回答していたので、「今のちびっこすげええ」と思う22歳の僕。あと10年もすれば車と同じくらい、ドローンが当たり前に生活の一部として機能するんだろうなと感じました。
2.『習うより慣れろ』トイドローンでお菓子釣り
第2部では、トイドローンを使用したお菓子釣りを実施。
今回使用したのは、フランスParrot社のMAMBO(マンボ)というドローン。本体価格は¥15,000ぐらいで初心者にはもってこいの機体です。安くても10万円近いDJI社のドローン(Phantomなど)をいきなり触るとなると、どうしても「壊したらどうしよう」といった不安が生じて、ドローンへの敷居が高くなってしまいます。
そこで、初心者向けのドローンイベントでは、まずこういったトイドローンを使用することで「あ、ドローンおもろいやん!」という印象を参加者の皆さんに抱いてもらうことをとても大事にしています。
ここで驚いたのは、子どもの操作技術の高さ。大学生と小学生に別れてドローンを使ったお菓子釣りにチャレンジしましたが、大学生はなかなかお菓子をゲットできない。トイドローンは低価格な分、少し安定性にかけるので最初できないのは当たり前なんですが、小学生は恐ろしい。。。
操作の説明もそこそこに、とりあえずコントローラーを握って挑戦。すぐコツを掴んでしまいます。コントローラーすら見ずに、お菓子だけを見て一直線にドローンを動かします。
我先に!と目を輝かせながらドローンを操縦する子どもたちをみて、ドローンは楽しいもの!という第一印象を持ってくれたと確信しました。
3.ドローンでプログラミングを学ぶ!『チーム対抗ドローンレース』
最後はいよいよドローンを使ったプログラミング講座!
ドローンの魅力の1つに「自動走行」があります。あらかじめルートを設定し自動でドローンを動かす機能で、農業や測量の現場ではすでに使われている実践的な機能の1つです。
そこで本イベントでは、iPad専用のアプリ(Tynker)を使用して感覚的なプログラミング(コードを直接入力するのではなく、動作がプログラムされたブロックをパズルのように組み合わせる)を行い、指定のコースをタイムトライアルで飛行するというドローンレースを行いました。
上のように、あらかじめ決められた指示をパズルのように組み合わせることで、ドローンの飛行計画を作り上げるシステムです。
テストフライトで、自分が思ったより進んでしまったり、障害物に当たったりしながらも、楽しみながらプログラムを考える参加者の皆さん。
↑大学生チームはガチで優勝を目指していて本気度が違う。大人気ない。笑
5チームに分かれて勝負をしましたが、結果は小学生と大学生の混合チームが勝利。
定規を使いながら正確に距離を把握し、無駄のない動きでゴールを目指したこのチームメンバーも、もちろんプログラミングは初体験。それでも自分が作ったプログラムで物が動き、自分の想定通りの動きをしてくれたときの喜びは、実際のプログラミングと通ずる部分が多かったかと思います。
最後に…
ドローンというと数年前の首相官邸の事件から、その危険性や規制の厳しさが話題になりがちです。しかし、ドローンは未来を良い方向へ大きく変えることもできる夢の詰まったツールであると、私たちは考えています。
ドローン自体の魅力に、私たち独自のコンテンツを組み合わせることで、ドローン市場の裾野を広げていくというミッションのために今後も九州各地でドローンイベントを開催していきます。