「企業に求められる人材とは?」私が営業セミナーで学んだ3つのこと

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2017.01.05

 

2月23日(木)、ナレッジネットワーク株式会社 森戸社長によるセミナーに参加いたしました。テーマは「伸びる人材、売れる人材、求められる人材(企業が求める人材とは?)」

インターネットの時代だからこそ活躍できる人材とはどんな人材なのか、主に「営業職」に焦点を当てながらご講演いただきました。大学では学べないことを多く吸収した2時間でした。本稿では、私がセミナーで学んだことを大きく三つに分けて述べたいと思います。

 

▼目次

1.今、「仕事」の常識が覆されつつある

2.「営業」は意外にもクリエイティブな仕事である

3.これから求められる人材とは

1.今、「仕事」の常識が覆されつつある。

今回のセミナーでは、ITの発展によって、「仕事」の常識が本格的に覆される時代を迎えているということを実感しました。

いま、様々な業界において人工知能やIoTの導入が進んでいます。今年は、オンライン上の選考試験で人事採用を完結させる会社もあり、新技術の目まぐるしい発展を日々実感しています。

ITがもたらす時代の変化は、もちろんこれだけではありません。今回のセミナーでは、ITが従来の常識をどのように覆していくのか、具体的な事例をいくつか学びました。

(講師:ナレッジネットワーク株式会社 森戸裕一社長)

数年後には「通勤ラッシュ」はなくなるかもしれません。

近い将来、「オフィスに通勤すること」が当たり前ではない時代がやって来ます。インターネットで仕事ができる今、場所や時間を選ばない働き方が可能となるからです。

私はこの話を聞きながら、初めて東京の満員電車を経験した時のことを思い出しました。車内は呼吸も困難なほどに混雑していて、サラリーマンたちは疲労困憊している様子でした。「数年後は自分もこうなるのか…」と絶望したのを覚えています。

しかし今後は、リモートワークがさらに普及し、こうした通勤問題は改善されていくでしょう。大変便利な時代です。

また、これは女性にとっても嬉しい時代の変化だと思います。私は、結婚・出産しても働き続けたいと思っているので、ITの発展が「女性の働きやすさ」をさらに推進してくれることに期待を寄せています。

 

2.「営業」は意外にもクリエイティブ

ITの発展に伴って変わるのは働き方だけではなく、当然「仕事」自体も変化していきます。

ますます多くの仕事がインターネットで代替可能になる将来、私たち人間はどんな仕事を担っていくのか?

これは、私が日々疑問に思っていたことでした。そして今回のセミナーで、この疑問に対する答えをいくつか得ることができました。

営業職が変化する

例えば「営業職」は、以前と今後では大きく変化してきています。

セミナーに参加する前、私は「営業職」に対して泥臭い印象を持っていました。テレビドラマの影響からか、「営業」と聞いて頭に浮かび上がってくるのは「きついノルマ、飛込み営業」と、マイナスなイメージばかり…。また、理想の営業マンに必要なスキルは「巧みに商品を売り込むセールストーク」だと思っていました。

確かに昔の営業は、おおよそ私のイメージ通りだったようです。

しかし、それはインターネットがなかった時代までの話。

インターネットで誰もが簡単に情報を入手できる現代では、営業マンに必要なスキルは「巧みなセールストーク」ではないといいます。

顧客や消費者にとって、商品の情報を得るだけなら、人を介するよりもインターネットで調べた方が圧倒的に速いからです。

ネット時代の今、顧客自身が豊富な情報を持っているため、巧みな言葉で商品を売り込む方法は通用しないのです。

これから求められる営業スタイルとは?

この問いに対して私は、「顧客のニーズを理解し、それに対する解決策を提案することかな?」と考えました。

が、それは間違いでした。今の時代は、それでも不十分なのです。

顧客のニーズを聞き出すと言っても、実は顧客さえも自身の課題を明確にできていないことが多々あります。かつて主流だった「顧客の課題を聞き出し解決策を提案する」という営業は、もはや通用しません。

よって、これからの営業に求められるのは、

「 “顧客自身も気づいていない” 課題を発見すること」

そして、その際重要となるスキルは、商品を売り込むための話す力ではなく、顧客自身の「ひらめき」を導く力です。

確かに、私も誰かに相談していると、自分の頭の中の整理がついて「あっ」と何かがひらめくことがよくあります。今後の営業マンは顧客との対話を通して、こうした「ひらめき」を顧客自身から誘導し、ともに課題を解決していく存在になっていかなければならないのです。

そう考えると、「営業」は意外にもクリエイティブな仕事だと感じました。

これまで私は、「文系の自分には営業しか選択肢がないから」という理由で、なんとなく営業職を志望してきました。しかし今回のセミナーで営業の奥深さを知り、今は「営業をやってみたい!」という期待感に満ちています。

 

3.これから求められる人材とは

以上に述べたように、ITの発展は「仕事」に大きな変化をもたらしています。在宅勤務が可能になったり、泥臭い仕事がなくなったり、私たち人間の仕事は楽になっているようにも思います。

しかし、それは同時に「自分自身の価値を高めない限り、自分は社会に必要とされない」ということでもあります。セミナーでは、この点を深く考えさせられました。

当然ですが、インターネットで代替できることをこなしているだけでは不十分です。求められる人材になるには、自分自身の価値を高めなければいけません。

では、自分自身に与えられる付加価値とは、どんなものがあるのか?

例えば、「スピード」。

セミナーの間、森戸社長は「スピードは付加価値。じっくり考える暇はない。」と繰り返し強調されました。行動するスピード、考えるスピード、意思決定するスピード…。仕事においてスピードは欠かせない付加価値です。

しかし、自分にスピードを身に着けるには、それなりの訓練が必要だと私は感じています。

学生の場合、普通に生活していると、スピードを意識して物事に取り組む機会は稀です。大学の授業もアルバイトも、限られた時間で最大限の成果を出すことはあまり求められないと思います。私自身、長期インターンシップで仕事を経験して初めて、スピードを意識するようになりましたが、まだまだ足りないと自覚しています。

ただ、仕事の専門的なスキルとは違って、スピードは学生のうちに養うことができるものです。価値ある人材に一歩でも近づくために、今のうちからスピードを意識する癖をつけたいと思います。


今回のセミナーでは、ITの発展による仕事の変化と、新しい時代に求められる人材について学びました。自分の進路を考えるための新しい指針を得ることができたように思います。

「セミナーに参加してよかった」で終わらせるのではなく、講義内容を繰り返し復習しながら、自分の価値を上げることに力を入れていきます!

 


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