FUKUOKA2020 #3「地方創生の取り組み」【2018/10/18放送】

FUKUOKA2020(ふくおかにーまるにーまる)は、成長を続ける福岡(FUKUOKA)のスタジオに、各業界注目のキーパーソンなどをお招きして、次世代ビジネスの潮流、地方創生の事例などを紹介していく番組です。

大学生やベンチャー企業経験者がパーソナリティを務め、毎週木曜日の19:00~19:55に福岡県の天神からお送りしています。
2018年10月18日の第3回目の放送は「地方創生」について。
”わたる”をパーソナリティに、FUKUOKA2020のプロデューサーの森戸裕一さんと福津市副市長の松田美幸さん、映画監督の中村周一さんをゲストにお迎えしました。

アーカイブは、YouTubeからも視聴できます。

 

ゲスト紹介


森戸裕一さん
FUKUOKA2020プロデューサー
次世代人材育成支援として、2003年よりNPO法人学生ネットワークWANの活動を開始。全国の企業経営指導、地方創生支援などの経験から大学では地方創生などのゼミを担当する。総務省地域情報化アドバイザー、内閣官房シェアリングエコノミー伝道師、サイバー大学専任教授、名古屋大学客員教授、ナレッジネットワーク株式会社代表取締役、PORTO株式会社代表取締役。

 


松田美幸さん
福津市副市長
東京でのマーケティングコンサルタント経験を経て、麻生グループのグループ経営戦略策定と推進を担う社内シンクタンクの創設責任者に就任。多岐にわたる事業の連結経営への転換期を支えた。自治体・病院・大学などの戦略経営と組織変革に関わり、公的な組織のマネジメントシステムやガバナンス改革の実現をリードしてきた。行政の審議会や委員会の委員、企業の社外取締役及び顧問、産官学の経営層へのアドバイザーなどを多数経験し、地域や教育の国際化の視点からも発言している。コミュニケーションやリーダーシップ、女性活躍推進、MICEに関わるテーマで、講演や研修講師、モデレーターとしての依頼も多い。

 


中村周一さん
映画監督
1982年生まれ。幼少の頃より絵を書いて過ごす。
九州産業大学芸術学部デザイン学科に在学中、映像制作の授業で映像制作に夢中になり、ショートムービー政策に没頭する日々を過ごす。
大学卒業後、福岡と東京で映像制作やデザインの仕事をする傍ら、仲間と自主映像制作グループ「O2ラシン」を結成し、コンスタントに制作活動を行っている。

ゲストの方々のつながり

ゲストの松田さんは、東京でマーケティングコンサルの経験を経て、麻生グループの社内シンクタンクの創設責任者に就任。その後、産学官における経営戦略や組織変革に関わり、現在は福津市の副市長に就任されています。

「振り返ってみると組織や人を元気にする仕事をしてきました。企業、行政、大学、病院だったりと様々な組織を変える時に援助になる役割を今回も期待されたのだと思います。」(松田さん)

森戸さんと中村さんが出会ったきっかけは、「伊万里のまり」という佐賀県伊万里市が舞台の映画。中村さんがこの映画の監督を務めました。「伊万里のまり」は吉本興業さんと伊万里市の方々が協力して制作され、沖縄国際映画祭でも上映されました。

第9回沖縄国際映画祭 出品作 『伊万里のまり』ができるまで

 

福津市の地方創生

今回のテーマは「地方創生」ということで、現在注目を浴びる福津市の副市長である松田さん、福間出身の中村さんに、福津市の動きについて色々とお話を伺いました。

「福津市の現在の取り組みについて聞いていきたいと思うんですけどフクツノオトコとかドローンでも撮影している福津三十六景など力を入れていることを聞いているんですけど、こちらは具体的にどのような政策なのでしょうか。」(わたる)

「福津には、とってもすてきなところがたくさんあるので、観光にも力を入れています。
その良さを伝えるために、市民の人がボランティアで福津の36の美しい景色を撮影して、発信してくださっています。
なかにはドローンで福津の景色を撮影し、動画にして、配信してくださっている方もいます。ドローンの方はイベントの時にも来てくれて、ついこの間、世界遺産になった古墳で古墳祭りがあったのですが、それを空から撮ってくれたりしました。」(松田さん)
観光に力を入れている福津市に住んでいる、住民の思いや力についても語ってくれました。

「津屋崎、福間ていう言葉はみんなが大事にしているぐらい個性があります。地域によってその地域を好きでいる人たちの熱意はとても大きいです。
僕は自分の生まれ育った福間の方もたくさん知ってもらいたいと思いますし、逆に津屋崎には津屋崎の地域にしかない魅力がたくさんあるので福間の人間もちょっとうらやましいなと思うところもあり、そういうのが地域性としてあるのかもしれません。」(中村さん)

「地元のお店とか飲食店の方とかが、買い付けにいくような直販市場があるのですが、始まりは、農業をやっているおばあちゃんたちが自分たちでトラック市場を始めたのがきっかけです。福津は女性のパワーが生きてるんです。」(松田さん)

福津市の場合は、様々な施策が、行政主導ではなく、民間のサポートを行政がする形だと、森戸さんは言います。

「福津って行政主導ではなくて民間の方が先にやってそれから行政の方がサポートする形ですね。このまえ福津で行った全国クラウド活用グランプリでも、とても市民力を感じるいいイベントでした。」(森戸さん)

「以前、森戸さんの紹介もあり福津で全国クラウド活用グランプリの九州大会を開催することができました。参加してくださった市民の皆さんはものすごい熱意をもっており、参加した私の知り合いはスマホを使ってNPOの活動に生かそうと言ってました。」(松田さん)

「クラウド活用コンテストのようなアイデアが出てきたら、たとえば、ラジオを始める場合、ラジオをコンテンツ化してSNSクラウドとかでうまくつないでいけば、北海道から沖縄まで、地域の連携ができるのではないかという発想を学生にもわかってもらいたい。」(森戸さん)

「僕が考えているのはアジア圏の人たちと一緒に映像を作りたいとおもっていて、いろんな地域を舞台として一緒にワークショップなり、福岡市事態もアジア関連の誘致をいていたりとつながりが強くそれをやりたいなと画策しています。」(中村さん)

既存のメディアの在り方

最後に、番組のプロデューサーでもある森戸さんから、既存のオールドメディアであるラジオやテレビ、新聞の将来について言及がありました。

「ラジオとかテレビ映画雑誌新聞ネットをやっているほうからすると、オールドメディアという言い方をされますけど、やっぱりコンテンツ力は強いんですよね。それをうまくネットでつないで地域とか世代間とかをつないでいくと新しいメディアのありようを作れるではないかと思います。」(森戸さん)

福津市では以前、ビジップの姉妹団体であるNPO法人学生ネットワークWANと一般社団法人ふくつ観光協会がコラボして『#福津ステキフォトコンテスト 2018』を開催しました。
詳細はこちらです。

結果発表はまだとのことですが、もうそろそろみたいです!

アーカイブは、YouTubeからも視聴できます。

 

番組の視聴方法

スマートフォンで視聴する場合

各アプリストアで「TuneIn Radio」をインストール。TuneIn Radioを開きメニュー内のブラウザを選択後、ローカルラジオ局へ進み「コミュニティFM天神-コミてん-」を選択する。

iOSの場合

https://itunes.apple.com/jp/app/tunein-radio/id418987775?mt=8

Androidの場合

https://play.google.com/store/apps/details?id=tunein.player&hl=ja

パーソナリティ募集のお知らせ

応募フォームはこちら

協賛企業/団体募集のお知らせ

FUKUOKA2020では番組協賛を募集しております。