インターネットが普及した現代において、企業に求められる人材とは?

三角
こんにちは。株式会社ikkaiの長期インターンシップに参加している三角です。

今回は、2月23日に開催された、大手・中小企業の人材育成を手掛けるナレッジネットワーク株式会社代表取締役 森戸 裕一さんによる「伸びる人材、売れる人材、求められる人材(企業が求める人材とは?)」と題したセミナーの内容をお伝えします。

インターネットの台頭によって、これまでのビジネスの形態が変化しています。これまで人間がやってきたことをAIやロボットが担う時代になってきています。

そんなインターネットが普及した現代において、「伸びる人材、売れる人材、求められる人材(企業が求める人材とは?)」と題された本セミナー。その内容を噛み砕いてご紹介します。

 

 

講師:ナレッジネットワーク株式会社代表取締役 森戸 裕一氏
2002年に創業し全国の中小・中堅企業を中心に人材採用、人材育成、情報化支援などの経営支援に関わる分野で全国でも群を抜く実績を誇るコンサルタント。
マイクロソフト、日本ヒューレットパッカード、キャノン、富士通、NTTなどから、組織変革に関するコンサルティング・イベント等での基調講演などの依頼が殺到。
全国47都道府県の10,000人以上の経営者に対して、経営支援セミナーを展開。戦略的な人材育成、組織マネジメントの考え方の指導まで行い、全国の経営者からカリスマ的な支持を受ける。
また、全国の大学生向けに開催するソリューション大学では、”営業の見方が変わった”、”営業職で活躍するための考えが身についた”など、圧倒的な支持を誇る。

 

もくじ

 

「1つの行動に3つの意味をつける」

「1つの行動に3つの意味をつける」

セミナーが始まってすぐに、森戸さんはそう言いました。

そこで僕たち参加者は、セミナーに参加した意味(目的)3つを、2分という短時間で考えることに。なぜそんな短時間なのかというと、ビジネスは時間が勝負だからです。

「 “ゆっくり考える” は、ビジネスの世界に存在しない。」と、森戸さんは言います。

セミナー中は、2分で目的を3つ考える他に、1分でチームリーダーを決めて自己紹介をしたり、5分でチーム名を考えたり、10分でビジネスアイデアを考えたりと、とにかく時間を意識するワークが盛り込まれていました。

 

どうやってお金を稼ぐのか

ビジネスを継続するにはお金を稼がなければいけない。そしてお金を作るのは営業です。

セミナー参加者の営業に対するイメージは、「頭を下げてしんどいイメージ」「口が上手い」「経験値、人間力が必要」といったものが多数を占めました。

営業は、お客様のひらめきを導く仕事

みなさんは、課題と問題の違いについてご存知でしょうか? 問題は過去の事、課題は未来のことを指すそうです。

「営業にとって大切なのは、お客様の課題を解決していくこと。しかし、今はネットでどんな情報でも得ることができ、情報過多になっているため、お客様自身が何に困っているかわからない。そこで、そういった人達が何に困っているのか ”ひらめきを導く” のが営業という仕事である。」と森戸さんは言います。

営業は将来なくなるのか?

ネットを使えば、どこでもなんでも安く買う事ができる世の中になりました。欲しいものがあれば、ネットを使ってすぐに見つけることができ、すぐに購入することができます。

従来の飛び込み営業を考えてください。その営業マンの交通費や人件費は、商品の価格に含まれているのではないでしょうか。ネットでは、そのような飛び込み営業マンの交通費や人件費は価格に含まれていません。

つまり、ネットで買うほうが安く済む。これらを踏まえて、「営業は将来なくなるのではないか」と森戸さんは言います。

トップ営業マンのやり方

法人営業の場合、徹底的に営業先の情報を分析し、何に困っているのか仮設を立てることが絶対条件だと言います。どんな商品でも品質管理されている為、性能にたいした違いはありません。

また、先ほど説明したように、営業は人が行く時点で人件費や交通費などのコストがかかるため、ネットショップに値段で勝つことができません。

ここで、デキる営業マンは自分を付加価値にして営業すると森戸さんは言います。取引先が自社に関わる為に自分を売ります。

「相手の要望にすぐに「はい」と答えられるのがトップ営業マン。相手の要望に対して、自社に持ち帰って検討する人にビジネスにおいて重要なスピードはない。「自分の一存で決められない」と発言する営業マンは自分の能力の無さを伝えているのと同じ。「はい」と答えてから考える。」

「はい」と答えてから考える。 というのは、森戸さんが営業でトップを取るために決めていたことだそうです。

インターネットの普及とビジネス

インターネットの普及に伴い、IoTやAIなどの新たなビジネスの形が生まれました。

「これまで」と「これから」

「これまではインターネットがなかったため、すべて同じ場所に集める必要があった。会社があるのも、東京に政府があるのも、ネットが無い為、コミュケーションを取るために同じ場所に居なければならなかった。

しかし、これからはインターネットによって同じ場所に居なくてもコミュニケーションを取ることが出来る。つまり、会社に出社する必要もない未来になっていく」と、森戸さんは言います。

また、インターネットを活用して、政府が今後地元の為に動ける環境を進めていきます。

新たなビジネスを作る人が必要とされている

今後、人間よりも優秀な人口知能によって仕事は減っていきます。どのような人材が企業に必要とされるのでしょうか。それは、新たなビジネスを作る人材です。

「人工知能やコンピュータは優秀だが、新しいモノを作ることはできない。つまり、今あるモノで優秀な人材でも将来意味がない。」と、森戸さんは言います。

組み合わせることで付加価値を作る

日本人は0から1を作るのが苦手ですが、既存のサービスを組み合わせることによって、新たなビジネスを作っていくことは得意だそうです。森戸さんもこのタイプだと言っていました。

また、組み合わせによって付加価値を増やしていくことで利益を上げ、ビジネス自体の価値を高めることが出来ます。

最後に森戸さんは、「インターネットが普及した現代では簡単にビジネスをすることができる。その人材になる為には、学生の時からビジネスに触れることが大切だ。」と、セミナーを締めくくりました。


これからAI(人工知能)の発達により、職がなくなると言われています。つまり、既存のビジネスで優秀な人材になれたとしても、AI(人工知能)、コンピューターに勝つことが出来ないので生き残ることができません。

新規のビジネスで人工知能やロボットと共に働くことが重要なのだと今回のセミナーで思いました。残り一か月のインターンシップで、今以上にビジネスを考えて頑張っていきます!!


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